NISEKO EXPEDITION 2024 優勝

NISEKO EXPEDITION 2024 優勝

2024年7月に北海道ニセコで開催された国内最大級のアドベンチャーレースNISEKO EXPEDITION(36Hr)で国内外の強豪チームを抑え、ふきのとう by Morichamなんと優勝しました!!

追記)チームメンバー4人でPodcast アドベンチャーの窓に出演し、レース内容をたっぷり話しました。

Podcastアドベンチャーの窓 #47 ふきのとうの話

 

以下、Facebookのレポートです。写真等はFacebookでご覧ください。

NISEKO EXPEDITION 2024
We did it! We won Japan’s most epic adventure race, the NISEKO EXPEDITION in 34 hrs 11 min!, missed 1 proCP though. Now we’ve got a free entry to Malaysia’s IRON BOUND (Adventure1 Asia World Cup), so we’re heading there next to take on the challenge!
昨年悔しい思いをしたニセコ、1年間たっぷり遊んで準備をしてきたいつものメンバー フキコ、ヒロキ、ダズ、シュンペーで挑戦。今年は全員の力を出し切って、ProCPを1つ残したが34時間11分で完走。そしてなんと優勝!次はマレーシア!!
(以下、A4 6枚分の超長文レポートなので注意。)
7/5 20:00からのブリーフィングでいよいよ地図が配布された。まずは洞爺湖の中島にパックラフトで上陸してトレッキング、その他にも聞いたことのない2つの川でダウンリバーがある。想像の斜め上を行くコースにワクワクが止まらない。
バスで洞爺湖へ移動し、スタート地点まで応援に来てくれたモリシャン監督から喝をもらう。スタート10分前、フキコはトイレを探してウロウロ。フェリーのバイキングで食べすぎて消化不良が続いている。どうにか優しいスタッフ陣のお陰で湖上でピンチを迎える事はなさそうと安心して1分前にスタートで待つメンバーと合流。
<leg1 洞爺湖パックラフト-トレッキング-パックラフト> 7/6 0:00
深夜0:00にスタートして段取りよくパックラフトを準備。パックラフトの準備片付けは以前から力を入れていて工夫して早くできるようにしていた事もあり、トップで出て行ったイーストウインドとほぼ同時に湖を漕ぎ出した。
まずは洞爺湖の中島のCPを目指す。ダズ・シュンペーの艇にヒロキ・フキコの艇を繋げて牽引して離れないようにした。
風上側に大きく迂回することも考えたが、漕ぎ出すと思ったよりも風がなかったので、目的地に向かって直進する作戦に。しかし沖に出ると横風が強く、波もザブザブしてきたので流されないよう風上を意識して漕いでいく。
ヘッドライトを消して島の陰影を確認。暗闇の中、洞爺湖を漕いで中島に行けるなんて普段は絶対にできないのでワクワク贅沢な時間だ。(特別な許可を得てやらせてもらっている)
少しするとイーストウインドが近くなってきた。シュンペーさんのテンションが上がりスピードが上がっていく。がしかし、まだ始まったばかり。「シュンペーさん落ち着いてください!」とみんなで声をかける。
イーストウインドのサチコ・ヨーキさん艇の後ろにピッタリついてこっそりドラフティング。しばらくして後ろが来ないのでイーストウインドが下がって行った。抜かす時に元ふきのとうメンバーのサチコと少し冗談を言いながらお互いを励まし合った。
島が近づいてきて、本当にここであってるか少し不安になりながらもCPのある入江に向かった。フラッグとスタッフが見えて一安心。まさかトップで上陸できるとは!ソワソワするが、去年パックラフトでトップに出て焦って失敗した経験があるので「一旦忘れて、落ち着いて行きましょう」と声をかけ合う。
とにかく島の中の6個のproCP(cp2-7)を順不同でできるだけとってCP8に5時の関門に間に合うかが大事だ。
まずCP2に最短距離で向かおうとするが、島内の藪の濃さが未知数なので道から少し迂回して行くことにした。山のとりつきに着くと前にイーストウインドっぽい光が見えた。さっそく抜かれた。藪藪の急登だったけどあっという間に見えなくなった。さすがだ。
地図上の散策路以外は踏み後が乏しく、植生が多様で急に藪に阻まれることもあり速度が上がらない。この島で全部取るのは簡単ではないことに気づき始める。しかしここでいくつ取れるかが勝負の分かれ目と判断して「ここは勝負どころなのでガンガン行きましょう」とヒロキが気合いを入れた。レースはまだまだ序盤なのに、重いパックラフト装備を背負ってプッシュした。
山頂のCP2の後、道に出るとCP6に続きそうな登山道を発見。ここで回る順番を再度検討。ギリギリまで全部取れる可能性を残す為CP6をピストンして5-3-4とまわり、CP8付近で時間を見てCP7をピストンで取りに行く作戦にした。
重すぎる装備をデポしたいと思ったが競技ブックを確認すると[パックラフト装備全て携行して次のCPへ向かう]と書いてあったので諦めて進んだ。藪や急登に苦戦しながらも順調にCP4まで取って道を爆走。本当にギリギリだ。CP8付近を通過したのは関門29分前。15分経っても取れる感じじゃなかったら戻ろうと決めて進む。イーストウインドとオーストラリアから来たタイガーアドベンチャーとすれ違う。彼らは全部とったのだろうか。
最後のCPのピークが見えた。あの上だ、絶対取るぞ!と急斜面を這うように登る。みんなでゼーハー言いながら登りCP7をゲット。あと16分、急いで戻る。
なんとか全部とって関門時間5:00の6分前にCP8に到着。やったー!!ここがゴールかのような疲労感と安堵感だった。
と言いながらもまだleg1も終わっていない、レースはこれから。またテキパキとパックラフトを準備して島から漕ぎ出す。
島から最後のチームとして漕ぎ出すとすぐに、強い風に阻まれなかなか進んでいないチームがたくさん見えたので、シュンぺーさんとヒロキで作戦会議、小島の西側に回って風を避ける事にした。島の西側は快適で順調に進み、島の陰から出る時にみんなでしっかり補給をとって一気に浜を目指して進んだ。前に出たチームをごぼう抜きして無事にCP9へ到着。最後にパックラフトを漕ぎ始めたのに、上陸は4番目(ちょもらんま-イーストウインド-タイガーアドベンチャー)だった。
<leg2 トレッキング> 7/6 6:09
ザックの軽さに喜びながら、トレッキングセクションへ。序盤でタイガーアドベンチャーを抜いた。
街から山道に入り、走れず歩いていると、すごい勢いで走ってきたラッセル隊に抜かれた。去年抜いたり抜かれたりしてバチバチしたチームでフィジカルが本当に強い。
だが、こちらは林道のちょっとしたショートカットを繰り返していると先に行ったはずのラッセル隊に追いつくという事を繰り返してほぼ同時にトレッキングセクションを終えた。
<leg3 MTB> 7/6 7:45
MTBに乗り換えて湖畔を通り山の林道を進む。登り出すとシュンペーさんが少し遅れがちに。洞爺湖セクションで頑張りすぎたから、仕方ない。がそれにしても変だ。降りてバイクを見てみるとフロントのブレーキディスクが歪んでガッツリ当たって常に引きずっている状態だ。レース前に整備に出したばかりなので、輸送の時にぶつかってしまったのか。どうにかディスクの歪みを曲げ直してなるべく当たらないように調整している隙にラッセル隊に抜かれすっかり見えなくなってしまった。
気を取り直して黙々と登る。CP16の脱出で蝦夷モモンガに追いつかれて、「ここにはなかったなー」と得意の下手な芝居で冗談を言って先を急いだ。
5万分の1の地図なので、全然進まないー!と文句を垂れながらひたすらに峠道を登る。すぐに蝦夷モモンガがすごい勢いで追い抜いていった。
そろそろCP17、だけど十字路見てないし標高的にまだだよね、なんて言いながら先を急ごうとした時に、たまたまヒロキが道からCPを見つけて驚いて叫ぶ。ほんとに偶然見つけたようだ。その後もあっぶねーと何度もつぶやいていた。運も味方に付いていた。
その後もアップダウンを繰り返しどうにかCP18を取りあとは下るだけ!と進んでいると前からラッセル隊が登ってきた…?? 手前の分岐で間違えて降りてしまったようだ。「おかわりです!」と爽やかに登っていく姿が圧倒的フィジカルの強さを物語っていた。
<leg4 長流川パックラフト> 7/6 12:00
肌寒く、必着のウエットスーツに加えカッパも着て漕ぎ出す。
少し浅く、岩岩していてラインを良く読まないとすぐ引っかかってしまう。スラロームのような操船技術が必要で岩を避けながら進んだ。元カヌースラローム日本代表のシュンペーさんが「初めてアドベンチャーレースでスラロームのテクニック使いました!」と満面の笑み。ヒロキフキコもパックラフト旅で色んな川を降った経験がよく生きた。
なかなか進まないストレスを感じながらも進んでいくと、もっと苦戦している蝦夷モモンガ、ちょもらんまを抜くことができた。
CP20は滝だ。スタッフが待っていて、パックラフトは流し落として、このラインをウォータースライダーのように落ちてくださいとの指示。冗談かと思うくらい激しい滝だけど、どうやら本当のようだ。とりあえず川で元気なシュンペーさんがドボン。楽しそうなので勇気をもらい覚悟を決めてみんなドボンする。
そこからも長く、ひたすら乗ったり降りたりしながら進んだ。
TAに近づくと、カランカランと応援が待っていた!娘と子守の為にニセコまで一緒に来てくれた友人家族の応援で元気をもらう!
<leg5 トレッキング> 7/6 15:23
疲れが出てきてロードのダラダラ登りが進まない。フキコが「あの電柱から次の電柱まで走りましょう」と言いながら走れるところは走って進んだ。
CP24の洞窟のあとは急な斜面を行くが、どんなキツい斜面も去年のあの斜面よりはマシと言うチーム共通の認識があるのは心強い。最後の急斜面はうまく鹿道を辿り、登山道みたい!と言いながら崖の上にでた。
なんとか明るいうちにTA5に到着。予定より2時間半くらい早く着いたが、次のMTBセクションは地図上に道が無い部分が多く未知数。常に関門の時間を気にしながらどこまでproCPをとるか計算が必要だ。
休憩に入ろうとすると、ちょうどイーストウインドが準備をして出るところだった。50分くらいの差か。やっぱり早いなと思いつつ、思ったより差がないとも思った。
ここでは1時間の強制休憩が入る。TAに入る前にやりたい事やるべき事を話し合い、それぞれ行動した。ヒロキは地図を再度読み込み時間計算、ダズさんは水没したヘッドライト等をテントサウナで乾かし、シュンペーさんとフキコは少し寝て、足裏のケア、マッサージをして回復をはかった。
<leg6 MTB-ロープ-MTB> 7/6 19:56
休憩は去年の反省を踏まえて1時間と3分ほどでMTBを出発。すっかり暗くなりTAにはチームが増えていた。
サイクリングロードを進みCP28付近に着くと、蝦夷モモンガがウロウロしている。前のセクションでpro CPを飛ばしたのだろう、いつの間にか前にいた。場所は合っているはずだが、なかなかCP28の橋が見つからない。パックラフトの時に橋とその上のフラッグを見たはずなのに、暗くなりわからなくなってしまった。少し右往左往した後にヒロキが機転を効かせて反対岸から行ってみようと提案、少し遠回りになるが先の橋を渡り向かうとあった。流石だ。
そこから送電線路まではひたすら登り。休んだお陰か、みんな良いペースで行けた。
送電線路に入り、少し行くとそれなりに乗れる場所もあり良い感じと思いきや、すぐにドロドロのエグいアップダウンが続き、バイクを担いだり押したりしながら進んだ。
全然乗れずドロドロの道にウンザリして、ちょっとした下り坂で乗って下ろうとしたダズさんが転倒。胸を打ったようだが致命的な怪我はなさそうだ。
どうにかこうにかCP30に近づく。手前の沢を脱出に使うか、CP30の北から脱出するか、ヒロキとダズさんで作戦会議。北の斜面が急で危険そうなので手前の沢を脱出に使うことにしてピストンする作戦だ。シュンペーさんは疲労と眠気で少しペースが落ちるが声をかけながら登って降りてを繰り返した。CP30を取り、来た道を戻る。不思議と帰りは短く感じた。
今度は道に出る為に沢沿いを進んでいくが、上がれそうなところがない。もうこの辺で登るしかないと覚悟を決めて藪の斜面をバイクを担いで突破。ダズさんが先頭を切って突破してフキコのサポートもしてくれた。頼もしい。
道に出てからは快適に進むがCP31、32を取るのにプラス2時間はかかる計算とヒロキに言われて、フキコは驚愕。行くけど…このセクションは想像よりもかなり時間がかかってツライ。ロードのダラダラ登りはテールランプが子守唄のように瞬き眠りを誘う。ヒロキ以外の3人はフラフラしながら登っていた。
ナビゲーターヒロキは眠くなる事なく、しっかりナビを決めてくれ、思ったより早くCP31、32を取りCP33のロープセクションに着くことができた。
CP33に着くと1時間弱差があったはずのイーストウインドがいた。差が縮まった?!テンションが上がり、前に追いつきたいと焦るヒロキ。ロープセクションの地図を受け取り、そんなに難しいわけないだろうと油断して適当に登り始める。上の方で光が見えて、あれはスタッフに違いない、あそこだとか言ってさらに適当に登る。光に近づくと、それはなんと他のチームで、それも迷っている様子だった。ヒロキはここどこ?と完全にロストしパニックになってしまう。
ダズさんがルミカライトを見つけ、それを辿ればCPがあるはずと登って行くが、イメージと違う。登りすぎじゃないかと、降りて行く。いやなんか違う。もう一度登る。ここがピークだからやっぱり下だと言ってまた戻る。ロープが張ってある場所に着く。いや、ここはCPではない。また登る…
ヒロキがどんどん焦り出し後ろを見ずに突っ走る。ダズさんは眠気、しゅんぺーさんは疲労でついて来れなくなる。フキコが間を取り持つ。チームがバラバラだ。フキコがヒロキに「焦りすぎ、後ろ来てないよ。落ち着いて」と怒る。
やっとCPを取って懸垂下降のスタート地点へ。するとここをCPだと勘違いしているチームで渋滞が起きていた。彼らは疲れ切っていてCPまで行く元気はない、懸垂下降だけすると言っていたが、ここまできたなら先にCPとらないと!と話し譲ってもらった。ちょっとガツガツしすぎてたかな、すみません。
順番に断崖絶壁を降りて行く。ロープワークをいつもみんなに教えてくれるシュンペーさんが眠気でセッティングにもたつく。危ない!!みんなで見守り無事に降りて行った。
補給を済ませて後半のバイクセクションへ出発。
CP36/TA6の関門は7:00だが、7:00に間に合ってもその次のCP38の8:00関門に間に合うのは難しいと判断してCP36/TA6には6:00に着こうと事前にチームで決めていた。
よってCP34に行くのは時間的に厳しいと判断してスキップを決断。ここで全部CPを取りたかった気持ちが切れたのと、ロープセクションでチームがバラバラになった空気を引きずっていたので、フキコが「ヒロキに頼りすぎていたので、最後までみんなで頑張りましょう」と声をかけた。
イーストウインドはCP34に行ったかもな、悔しいと思いながらも最後まで何があるかわからない。ゴールまでベストを尽くそうと進んだ。
夜が明けて、みんなの気持ちも引き締まって、先頭を交代しながらトレインで走る。いつのレースもどんなに風邪をひいていても後半のバイクが強くガンガン引っ張ってくれるのはダズさんだ。フキコがツラく遅れがちになるが声をかけてくれる。関門に間に合うのはわかっていても、ゴールが見えてきても、チームの今のベストを目指して全速力で進む。
CP35の藪に苦戦しながらもシュンペーさんが先頭で薮に突撃。無事ゲットし、次へ向かう。なんとか6:00前にTAに到着。
<leg7 真狩川パックラフト> 7/7 6:09
いよいよ疲れが溜まってきて、食べ物を受け付けなくなってきた。フキコは口いっぱいに月餅を詰め込み、どうにか飲み込んだ。シュンペーさんは気持ち悪くて食べれていない様子。
この川はストレーナーが多く、気をつけてと事前に強く言われていた。前のパックラフトセクションの長流川では浅くポーテージが多く時間がかかったので、この川も時間かかるかもと警戒していた。
真狩川は森の中をゆっくり流れるとっても雰囲気がある川で、水がとても冷たく、空気もキンキンに冷えて、神秘的だった。
ストレーナー等を警戒しながら、楽しみながら先を急ぐ。途中で操船スキルに自信がないチームはポーテージするポイントがあったが、そこまで漕いだ川の感じとメンバーの様子から迷うことなく漕ぎ進む。
シュンペーさんはだんだんと気持ち悪くなり動けなくなっている。まさかの船酔い?!胃腸がやられているようだ。ダズさんがうまくカバーして進む。
パックラフトセクションも残りわずかと言うところの橋の上からたくさんの応援団が!娘と友人家族、そして大会を盛り上げてくれているラッセル応援隊からの声援で元気をもらう。ここで蝦夷モモンガを抜いて前へ。このチームはレース中何回もすれ違って、いつもニコニコのジュンちゃんに元気をもらう。
最後まで漕いで上陸すると、また応援団。モリシャン監督も登場してテンションがあがる。
<leg8 MTB-トレッキング> 7/7 8:46
長い旅ももうすぐ終わる。最後はゴールのヒルトンを目指して帰るだけ。
去年は意気消沈しながら漕いでいたダラダラの登り坂も今年はガンガン漕いで行く。シュンペーさんは復活したが今度はダズさんがハンガーノック気味。でももうゴールは見えている。
バイクを終え、最後のトレッキングはウィニングラン的な良い感じにゴールへ導いてくれるコースだよねと言う気持ちでスタート。でも「最後まで気を抜かないようにしよう」とフキコが声をかける。
地図を渡され、地図上に記載されたピンク線に従ってfinishに向かう。「出し切りましたね」とレースを振り返りながら胸いっぱいになりながら歩いていたが、リフト線が多数あり、地図に無い道も多く、地図を見てここはどこだ?合ってるよね?とレースモードに。
ゴールのイメージはゲレンデを下って、ゲートをくぐると言う絵だったけど、地図のピンク線通りに行くと、どうもリフト線直下の藪の中を進むことになる。藪を下っていくと少し離れたゲレンデ中央にゴールゲートが見える。やっぱり我々が間違ってるのでは、と来た道を戻り、再度検証。行った藪は合っていそうだ。ルールブックも見返すと、やっぱりピンクの線を通ってと書いてある。
ピンク線を外れたら失格なんて事になるかも。と思い、ゴールゲートを横目に藪を進んだ。地図のゴール地点◎はここだ!と言う場所にステーションがあるんじゃないかと探す。横でスタッフや応援団が不思議そうに見ている。我々も不思議そうに見返す。どんなに探してもない!(地図が間違えていた。)
しょうがないとゴールゲートに向かった。溜まっていた涙はどこかに引っ込んで、笑いながらスタッフ達へ文句を言っていた。
今回のレースは順位を意識しすぎず、とにかく全員が出し切って、できる限りのCPを取って、できる限り早くゴールすると言う目標で、それに向かってメンバー全員が動けた事がとても良かった。
レース前は考え得る準備をすべてして臨んだ。良いパックラフトも良い自転車も良いウエットスーツも用意したが、それ以上にそれを活かすための細かいちょっとした工夫を数え切れないくらいして、チームで共有した。
ゴール後は他チームがどれくらい取ったかも気になったけど、それよりもやり切った満足感に満ちていた。
順位は2位だろう、けどあわよくば1位と期待していたけど、イーストウインドは常に前にいて強かったのでうちが取れなかったCP34も取ったか、もしくは同点でタイム差で負けたと思っていた。
表彰式で、「優勝したチームは…ふきのとう!!」と自分の肩が叩かれた時、本当に心臓が飛び出るかと思った。振り向くと目を真っ赤にして泣きそうなヒロキを見て泣きそうに😭そして腰が抜けた。
イーストウインドはCP30をスキップしていたようで、わずかCP1つ分の差で競り勝つことができた。優勝賞品として11月にマレーシアで行われるIRON BOUND 48hrs (Adventure1 Asia World Cup)のフリーエントリー券をゲット。まだまだ4人の冒険競争の旅は続く。
Special Thanks
⭐︎こんな壮大で楽しい冒険を準備してくれたニセコエクスペディションスタッフの方々
⭐︎レースと川の練習とシャンパンファイトをサポートしてくれた#モリシャンアドベンチャー
⭐︎無名のアマチュアチームにも関わらずパドリング用品を提供してくれた#スター商事 様
⭐︎フキコの良いバイクを見繕ってくれ、ヒロキフキコのバイクセッティング、漕ぎ方にアドバイスをくれた#TAGBIKE の福ちゃん
⭐︎パックラフト購入時に応援のお手紙をくれた#Kazestore 様
⭐︎子守の為に家族で北海道に来てくれたご近所さん。初めてアドベンチャーレースに触れて、ログ見ながら応援してくれたり終わった後もあそこどうだった?とかしっかり一緒にレースを楽しんでくれて、本当に嬉しかった
⭐︎良い子で待っていっぱい応援してくれた娘
⭐︎現地でもログでも応援してくれていた皆様
⭐︎一緒にレースに出て競い合い励まし合った参加者
⭐︎その他たくさんの方々
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