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- アドベンチャーレースの世界へ
2015年UTMFを完走したヒロキ。次の目標を考えていた彼の目に止まったのはOMM。2016年OMMスコアロングに男子ペアで出場し、「もっと地図読みしたい!」とヒロキが言ったのをフキコは聞き逃さなかった。
フキコは以前に先輩から誘われて一回出場したアドベンチャーレースが忘れられなく、すかさずヒロキをアドベンチャーレースに誘う。
ヒロキは最初「マウンテンバイクとかカヤックとかやること多すぎて大変そうだから嫌だ」と言っていたが、2016年12月の鋸山アドベンチャーウィークエンドで下位に大きく差をつけてトップゴール。
それからは、地図読み楽しい!とアドベンチャーレースやオリエンテーリングにどんどんハマって毎週のようにレースに出場していった。
2017年のOMMスコアロングで優勝、2018年は準優勝(ヒロキ)、2019年はストレートエリートで混合優勝(ヒロキ・フキコ)
アドベンチャーレースでも結果がついてくるようになり、2019年にはエクストリームシリーズでシーズン優勝。国内のアドベンチャーレースで多く優勝した。
2020-2023年は仕事の関係でアメリカへ。在米中はウィスコンシンARシリーズで年間3位、アメリカのARナショナルチャンピオンシップ出場と経験を積んだ。
帰国後2024年にはニセコエクスペディションでオーストラリアのベテランチームや国内のプロチームなどの強豪チームを抑え優勝。
- 納得いくものを作る
ヒロキの地図読みスタイルは基本的に最短距離。道を迂回して走るより、ちょっと濃い藪でも歩いて進んだ方が同じ時間だとしても体力が温存できる。と言う感じ。
そしてヒロキの藪漕ぎはとても速い。何度かサブスリーランナーと組んでレースに出たが、彼らを潰してしまうほどだった(ヒロキはフルマラソンサブ3.5くらい)
そんなヒロキも新潟や北海道などの雪国でのレースでは、藪が濃く木が横に向かって生えているから脛が削られ、藪漕ぎしたくないとさえ思う。しかしそのすぐ後からは脛にフェルトを入れたり、サッカーのシンガードのようなものを作って入れたりと、いかに速くストレスなく藪漕ぎができるかを常に考えていた。
ウィスコンシンのレースではトゲトゲの草やいばらが多く、痛くてスピードが落ちてしまう。そこで七部丈パンツの前側にクッション素材を縫い付けた。
また、山の不整地で靴に石や土、葉っぱが入ってくる、靴紐が解けるのもストレスで靴ゲイターも色々試してみるが、藪漕ぎに耐えられずずり上がったり、外れてしまったりと良いものが見つからない。
2023年、自分で作るしかない!と生地を色々探して作ってみるがうまくいかない。試行錯誤とそれに伴う夫婦喧嘩を重ねに重ね、2024年ついに理想に近いものが形になって来た。