アドベンチャーレース完全ガイド:「大人の冒険」の始め方と必須装備

アドベンチャーレース完全ガイド:「大人の冒険」の始め方と必須装備

公開日:2026年4月1日|著者:中田 博喜(KATANA Adventure Ltd. 代表)

スタート地点で地図を渡される。チェックポイントの座標だけが記されたその地形図を頼りに、山を越え、川を渡り、自転車を漕ぎ、ゴールを目指す。道案内はない。正解の道も存在しない。

それが、アドベンチャーレースだ。

ニセコエクスペディション38H 2連覇達成時のチーム写真。左からリョウさん、フキコ、ヒロキ、ダズさん

📸 チーム「ふきのとう / KATANA Adventure」— ニセコエクスペディション(38H)2連覇達成の瞬間。左から:左からリョウさん、フキコ、ヒロキ、ダズさん

📋 この記事の目次

  1. アドベンチャーレースとは?「大人の冒険」の全貌
  2. 元機械エンジニアがこの世界にハマった理由
  3. 日本の「藪漕ぎ」が教えてくれた装備の本質
  4. エンジニアの執念で生まれたギア:サムコンパスとゲイター
  5. アドベンチャーレースを始めるには
  6. 今すぐ出られるレースを探す

Chapter 01

アドベンチャーレースとは?「大人の冒険」の全貌

アドベンチャーレース(AR)とは

通常3〜4人の男女混成チームが、地図読み(ナビゲーション)・トレッキング・マウンテンバイク(MTB)・カヤックやパックラフトなどのパドリングを組み合わせ、ノンストップで競うタイムレース。国内では数時間〜2日間のレースが多く、海外エクスペディションレースでは7日間以上に及ぶものもある。

テレビ番組「クレイジージャーニー」に登場したTeam EAST WINDや"鬼軍曹"こと田中正人さんを知っている人は多いかもしれない。また、Amazon Primeで配信されている「Eco-Challenge」を見て衝撃を受けた人もいるだろう。あの過酷なレースの、日本版・入門版が、いま全国各地で開催されている。沖縄から北海道まで、年間約27レースが各地で開催されている。

アドベンチャーレースの4つの特徴

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ナビゲーションが命

GPSは使わない。紙の地形図とコンパスだけが頼り。「地図読み力」が順位を左右する。

👥

男女混成チーム

通常3〜4人のチームで、必ず女性が1人以上含まれることがルール。チームワークと戦略が問われる。

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複合種目

トレッキング・MTB・パドリングを組み合わせた複数セクション。全員が全種目をこなす。

⏱️

ノンストップ

原則として休憩なしで進む。国内では数時間のレースから、海外では7日間以上に及ぶものまで。長距離レースでは仮眠も戦略のうち。

アドベンチャーレースのフィールド。藪漕ぎをするチームふきのとう/KATANA Adventure

マラソンとは違う。登山とも違う。トライアスロンとも違う。地図を読む知的興奮と、身体を極限まで使う野性的な快感が同時に味わえる。そしてそこにチームワークという人間ドラマが加わる、唯一無二のスポーツだ。

地図読みは、大人の知的ゲームだ —— 登山・沢登り経験者へ

登山をやっている人、特に沢登りやバリエーションルートに踏み込んだことがある人は、地図読みの楽しさをすでに知っているのではないだろうか。地形図を読んで尾根の形を頭に描き、実際に歩いて「そうそう、ここだ」と一致する瞬間のあの感覚。アドベンチャーレースは、そのナビゲーションの楽しさをさらに競技として突き詰めたものだ。山で地図を読む感覚がある人は、思っている以上にこの世界に近いところにいる。

道なき道を進み、イメージ通りの地形の中にあのオレンジと白のフラッグを見つけた時の喜び。あるいは現在地不明になり、尾根を上り下りしたり、沢を行ったり来たりして、藪を漕いだ先にフラッグを見つけた時の喜び。何にも代えがたい。病みつきになる。

オリエンテーリングのオレンジと白のフラッグ。アドベンチャーレースのチェックポイントで見つけた瞬間

あのオレンジと白のフラッグを見つけた瞬間が、すべてを吹き飛ばす。

▶ 次のChapterでは —— なぜ元機械エンジニアがこの世界に入り込んだのか。米国駐在時代のレース経験とニセコ2連覇への道のりを語ります。


Chapter 02

元機械エンジニアがこの世界にハマった理由

🧭

中田 博喜(ヒロキ)|KATANA Adventure 代表

埼玉大学機械工学科卒。建設機械メーカーでエンジニアとして16年間勤務(うち3年間を米国イリノイ州で海外勤務)。30代でナビゲーションスポーツに出会い、2024年にKATANA Adventure Ltd.を創業。アドベンチャーレース歴約9年。ニセコエクスペディション2連覇(2024・2025年)。

パラグライダー、登山、トレイルランニング —— アウトドアを渡り歩いてきた私が、2015年にUTMF(ウルトラトレイル・マウントフジ、100マイル超の超長距離山岳レース)をなんとか完走した。達成感はあった。でも同時に「次は何をしようか」という空白感もあった。

そのタイミングで出会ったのがOMM(オリジナル・マウンテン・マラソン)だ。地形図を片手に山を走るこのレースで、私は完全に地図読みの虜になった。レース後も地図を眺めてはあーだこーだとぶつぶつ言い続け、「もっと地図読みがしたい」という一言を妻(フキコ)は聞き逃さなかった。以前に先輩から誘われてアドベンチャーレースに出たことがあり、いつかまたやりたいと思っていたフキコが誘ったのは自然な流れだった。「マウンテンバイクとかカヤックとかやること多すぎて大変そうだから嫌だ」と最初は抵抗した。それが、2016年12月の鋸山アドベンチャーウィークエンドで下位に大差をつけてトップゴールし、あっさり虜になった。同じ頃からオリエンテーリングにも足を踏み入れ、週末のたびに地図読み競技に通うようになった。

💡 地図読みと脳の話

地図読みが得意な人には理系が多い、という話をよく聞く。また、左利きは右脳を使った空間認識能力が高いため地図読みが上手な人が多い、とも言われる。私は理系の左利き。根拠になっているのかどうかはわからないが、レース中地図に没入するのがたまらなく好きだ。

2016〜2019:週末のたびにレースへ

そこからの数年間は、とにかく地図読みレースに没頭した。2017年OMMスコアロング総合優勝、2019年のOMMストレートエリートではフキコと組んで混合優勝。同年のエクストリームシリーズでは年間優勝も果たした。

レースを詰め込みすぎた2019年秋、ついに自分自身が等高線になる夢を見た。SNSに投稿したら思いのほかウケた。地図読みにハマりすぎると人はこうなる、という話だ。このころのことはオリエンティアのアドベントカレンダーに寄稿した記事にも書いている。→ 「社会人からハマったオリエンテーリングとアドベンチャーレース」

アメリカで得た「本物の経験」

2020年、仕事の関係でアメリカ・イリノイ州に赴任した。お隣のウィスコンシン州はアメリカ国内でもアドベンチャーレースが特に盛んな地域で、シリーズ戦が年間13レース以上開催されている。エンジニアとしての海外勤務だったが、私はそこでもレースに出続けた。ウィスコンシンARシリーズで年間3位、アメリカのARナショナルチャンピオンシップにも2度出場した。

📹 IMasa Adventureによる米国ARレースの記録動画

アメリカのフィールドは日本とは違う。トゲトゲの草、いばら、見通しのきかない平原。氷河に削られてできた凹地地獄と沼地獄。慣れるまで相当な時間がかかった。世界の多様なテレインで戦うのは並大抵のことではない。そして装備の細部が、直接タイムと体へのダメージに跳ね返ってくる。日本で感じていた「もっといい道具があれば」という感覚が、ここでさらに強烈になった。アメリカでのオリエンとARの詳しい記録はこちら。→ 「シカゴでのオリエンとAR事情」

エンジニアとして16年間、機械の信頼性に携わってきた自分が、「なぜレースギアにはこれほど妥協が多いのか」と本気で考え始めたのは、この時期だ。

帰国後、さらなる高みへ

2023年の帰国後、チームは一段階ギアを上げた。2024年ニセコエクスペディション(38時間、国内最大規模のアドベンチャーレース、NXPD)でオーストラリアのベテランチームや国内プロチームを抑えて優勝。同年にはAdventure1アジアワールドカップ・マレーシアIRON BOUND 48Hに招待され、初の国際エクスペディションレースにも挑んだ。2025年もニセコを連覇し、その結果2026年のA1ワールドカップファイナル(マレーシア・ランカウイ島)への参戦招待を受けた。詳しくはレースレポートをご覧いただきたい。

本気で遊び続けるからこそ見えてくるものがある。自分たちが本当に欲しいと思うものを創る —— それがKATANA Adventureの原点だ。

▶ 次のChapterでは —— 日本特有の「藪漕ぎ」フィールドがなぜ過酷なのか、そして装備のわずかな差がどれほどタイムに影響するかを解説します。


Chapter 03

日本の「藪漕ぎ」が教えてくれた装備の本質

アドベンチャーレースを語る上で、日本独特のフィールド環境を避けては通れない。それが「藪漕ぎ」だ。

藪漕ぎとは、登山道のない山野をかき分けて進む技術のこと。地図上の最短ルートを選べば、当然そこには「道」がない。ハイマツ、熊笹、シダ、いばら、蔓植物、倒木 —— 何が来ても驚いていられない。そういう地形を、一歩でも速く抜けることが、アドベンチャーレースのタイムを縮める最大の鍵になる。

藪漕ぎの三大ストレス

脛ダメージ 新潟や北海道など雪国のレースでは、藪が濃く、雪の重みのせいで横向きに生えた木が脛を直撃する。レース後半には脛がボロボロになり、スピードが落ちる。
靴のトラブル 不整地を藪漕ぎしながら走ると、靴に石・土・葉っぱが入る。靴紐が解ける。靴ゲイターはずり上がって外れる。それだけで集中力を欠き、ミスやけがにつながることもある。
ルートロス 藪が濃いとまっすぐ進めず方向感覚が狂いやすい。コンパスを常に確認しないと藪の中で迷い、取り返しのつかないタイムロスになる。

私の藪漕ぎスタイルは「最短距離主義」だ。道を大きく迂回して走るより、多少濃い藪でも直進した方が、体力温存の観点では有利なことが多い。実際、フルマラソンをサブ3.5程度で走る私が、サブ3のランナーと組んで藪漕ぎセクションで引き離すことは珍しくない。

しかし、その「最短距離」を維持するのは容易ではない。靴や脛、コンパスに気を使っていてはルートを維持できない。

藪漕ぎの哲学

地図を読んで選んだラインを、信じて進む。それは、人生において「自分で考えた道を歩む」ことと同じだと思っている。GPS(他者の答え)に頼らず、自分の地図読み(判断力)を信じて踏み出す勇気。それがアドベンチャーレースの本質だ。

▶ 次のChapterでは —— 現場の課題を解決するために、エンジニアがどのようにギアを開発したのか。ゲイターとスイッチコンパス、2つのプロダクトの開発秘話を語ります。


Chapter 04

エンジニアの執念で生まれたギア:ゲイターとスイッチコンパスの開発秘話

「自分たちが本当に欲しいと思うものを創る」 —— その言葉どおり、KATANA Adventureの2つのフラッグシップ製品は、レースの現場から生まれた。

藪漕ぎ用ゲイター:試作と夫婦喧嘩を繰り返して

KATANA Adventure 藪漕ぎ用ゲイター。アドベンチャーレースとオリエンテーリングのフィールドで試作とテストを繰り返して完成

ゲイター開発のきっかけは、単純な「不満」だった。市場にあるゲイターはどれも、登山や軽トレイル向けに設計されている。藪漕ぎの激しい負荷 —— 横からの枝への衝撃、ずれ落ちる力、泥と水への耐性 —— を本当に考えて設計されたものがなかった。

2023年、「自分たちで作るしかない」と決意した。生地を探し、留め具を試作し、フィールドテストを繰り返す。3Dプリンター(Bambu Lab X1-Carbon)でパーツを試作・検証する。靴底を通す紐は当初ギア駆動用ベルトだったが、ダイニーマ紐にたどり着くまで何種類も検証した。紐を簡単に締め上げて固定する機構は完全オリジナル設計で実用新案を申請している。形状の変更だけで数十回。うまくいかない度に設計を変え、また縫い直す。この過程で夫婦喧嘩の数も増えた(笑)。

靴用ゲイターは「藪漕ぎしてもずり上がらない」ことが絶対条件。脛用ゲイターは「どんな藪でも脛を守りながら、動きを妨げない。暑い時は下げて放熱しながら走れる」柔軟性と強度の両立が命題だった。2024年、ようやく「これだ」と言えるものが完成した。現行モデル、出荷中。

靴ゲイター
藪漕ぎ・不整地でもずり上がらない独自の固定機構。石・土・葉っぱの侵入を防ぎながら、靴紐のほつれも防止。 靴ゲイターを見る →
脛ゲイター
横からの枝・いばらから脛を保護。動きを妨げない柔軟素材を採用。暑い時は下ろして走ることも可能。アドベンチャーレース・オリエンテーリングの両方に対応。 脛ゲイターを見る →
トレイルゲイター
トレイルランやハイキング向けに新開発。即納体制も整い、2026年より本格展開。 トレイルゲイターを見る →

スイッチコンパス:抜け落ちない、邪魔にならない

KATANA Adventure スイッチコンパス。サムコンパスとリストコンパスをワンタッチで切り替えられる独自設計

コンパスは、ナビゲーターの相棒だ。補給を取ったり、MTBに乗ったりする場面が多いアドベンチャーレースでは、ベーシックなプレートコンパスは使いづらい。だから私はサムコンパス(親指に装着するタイプ)を愛用してきた。

ところが、藪を漕いでいるとき、急斜面をずり落ちるとき —— 気づいたらコンパスが指からすっぽ抜けていた、という経験を何度もした。レース中にコンパスを失うのは致命的だ。「なんとかならないか」と考え続けた末にたどり着いたのが、独自設計のスイッチコンパスだ。

サムコンパスとして親指に固定しながら使えるのはもちろん、不要なときは手の甲にスイッチしてリストコンパス(腕時計のように手首側で確認)としても使える。ゴム紐のおかげでフィット感が上がり抜け落ちる心配がなく、MTBや補給の邪魔にもならない。これがKATANA Adventureのフラッグシップコンパスだ。KanPasの純正コンパスと合わせてチェックしてほしい。

コンパスの商品ページを見る →

サムコンパス・リストコンパスとは

サムコンパスは親指に装着して地図と同時に参照しながら走れるコンパス。オリエンテーリングやARで主流のスタイル。リストコンパスは手首(手の甲)に固定するタイプで、両手がふさがる場面でも確認しやすい。KATANA Adventureのスイッチコンパスはこの両方をワンタッチで切り替えられる独自設計。プレートコンパスとの違いや詳しい使い方については別記事で解説予定。

▶ 次のChapterでは —— 体力もMTBも持っていない人でも大丈夫?アドベンチャーレースの「最初の一歩」を目的別に解説します。


Chapter 05

アドベンチャーレースを始めるには

アドベンチャーレースは、エリートアスリートのためのものではない。ロマンを感じるなら、誰でも参加できる。なぜなら、レースである前に「冒険」だからだ。問われるのは「速さ」だけではなく、地図を読む力、仲間との連携、自然の中での判断力。マラソンのようにタイムだけで序列が決まるのとは違う。完走した時の達成感は、どんなレースとも比べようがない。

必要な3つのスキル

ナビゲーション 地形図とコンパスを使って現在地を把握し、目的地へのルートを判断する能力。これが最も重要で、かつ練習で伸びやすい。オリエンテーリングで鍛えるのが最短ルート。
体力・持久力 トレイルランや登山の経験があれば基礎は十分。長時間動き続けるペース配分の感覚が大事。完走を目標に始める入門レースなら、速く走れなくても十分にゴールできる。
チームワーク 全員がゴールしなければならない。最速の人に合わせるのではなく、チーム全体の速度を最大化する判断力と協調性が問われる。これが面白さでもある。

目的別・あなたに合った「最初の一歩」

「どこから始めればいい?」という質問を一番多くもらう。答えは、あなたが何を求めているかによって変わる。

ARに
挑戦したい

エクストリームシリーズ

国内アドベンチャーレースの入門として最もおすすめのシリーズ。男女混成でなくても出場可能で、2人チームでも参加できる。MTBレンタルが可能な大会もあるので「自転車を持っていないから…」という心配も不要。まずは相方を見つけてエントリーしてしまうのが一番の近道だ。

地図読みに
挑戦したい

オリエンテーリング

地形図とコンパスを使って山野のチェックポイントを回る競技。1〜2時間で完結し、全国各地で毎週のように開催。道具はレンタルできるので手ぶらで参加できる。体力よりも地図読み力が問われるため、走力に自信がない人でも存分に楽しめる。まずはここで「地図を読む感覚」を身につけてから、より本格的なナビゲーション競技にステップアップするのが王道だ。

マイペースに
楽しむ

OMM(オリジナル・マウンテン・マラソン)

2人1組でナビゲーションしながら山を走り、テント泊を挟んで翌日もレースを続ける2日間の競技。MTBもパドリングも不要で、地図とコンパスと脚だけが武器。一人では不安でも気の合う仲間と2人で出られる。制限時間内にできるだけ多くのCPを取るスコア制もあるので、自分達のペースで楽しめる。地図を見ながら議論し、夜は語り合う —— そういう冒険がここにある。

私自身、OMMで地図読みの面白さの虜になり、オリエンテーリングで基礎を鍛えながら、気づけばアドベンチャーレースにどっぷり漬かっていた。パラグライダー、登山、トレイルラン、カヤック、無人島、素潜り —— これまでの遊びが、そのままアドベンチャーレースの強さになっている。山での経験も、川や海での経験も、無駄になるものは何もない。

最初に揃えるべき装備

必須 トレイルランニングシューズ(グリップ重視)、ザック(5〜15L)、レインウェア、ヘッドランプ(夜間レース対応)、コンパス(地形図を読むための必須道具)等。必携装備は大会ごとに異なるので要確認。
あると
差が出る
サムコンパス/スイッチコンパス(走りながら地図と同時に読める。抜け落ちないスイッチコンパスはARで特に有効)、藪漕ぎ用ゲイター(日本のフィールドでは必須に近い)、MTB用マップボード(走りながら地図を確認しやすくなる)
上級者
向け
パックラフト(パドリングセクション向け)、MTBとヘルメット(バイクセクション必須) —— どちらも多くの大会でレンタル可能なので、まずはレンタルで参加してみるのがおすすめ。

🏜️ 余談:新婚旅行はサハラマラソンでした

アドベンチャーレースを始める前、私たちは新婚旅行としてサハラマラソン(モロッコの砂漠を7日間・250km走るステージレース)に参加した。装備の軽量化、食料計画、マメの処置……レースの準備はまるで業務。砂漠の夜、自作薪ストーブで焚き火をしながら、アブサンを水で割って飲む。「なんて最高のハネムーンだ」と思った。このときの装備考察やレース記録は旧ブログに詳しく書いている。ゲイター選びに悩んでいる人にも参考になるはず。

「へんてこりん夫婦のサハラマラソンとその他アウトドア記」

▶ 次のChapterでは —— 全国のアドベンチャーレースを一覧で見られるKATANA Adventure公式カレンダーをご紹介。あなたのエリアで開催されているレースをすぐに探せます。


Chapter 06

次のレースへ —— 「アドベンチャーレースカレンダー」

日本各地で開催されるアドベンチャーレースの情報を、KATANA Adventureでは一か所にまとめた「ARカレンダー」として公開している。全国のレース日程をカレンダーとマップで確認でき、「自分の地域の近くでどんなレースが開催されているか」が一目でわかる。エントリー初心者向けの数時間レースから、経験者向けの30時間以上のエクスペディションレースまで、幅広く掲載している。

情報は随時更新中。大会主催者や参加経験者からの情報提供も歓迎している —— みんなで育てる、日本のARシーンのための地図だ。どこかのレースでお会いできることを楽しみにしている。

🏔️ 次の冒険を、今すぐ探す

全国のアドベンチャーレース日程を一覧で確認できます。
あなたの最初の一歩を、ここから踏み出してください。

ARカレンダーを見る →

装備はKATANA Adventureのショップで揃えられます

著者:中田 博喜(KATANA Adventure Ltd. 代表)
埼玉大学機械工学科卒業後、建設機械メーカーにてエンジニアとして16年間勤務(米国イリノイ州に3年駐在)。2023年に帰国、2024年に独立しKATANA Adventure Ltd.を創業。チーム「ふきのとう / KATANA Adventure」として国内外のアドベンチャーレースに参戦。ニセコエクスペディション2連覇(2024・2025)。2026年はA1ワールドカップファイナル(マレーシア・ランカウイ)に挑戦予定。

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